マインドマップを描くように、AIスピーカーのスキル開発ができるクラウドサービス「NOID(ノイド)」

株式会社アイリッジは、9月4日、スマートスピーカー向けアプリ開発プラットフォーム「NOID」を正式に公開した。現時点では、ストレージ5MB/ストリーミング流量0.1GB/リクエスト数100回までの無料版のみが公開されており、企業向けと思われるライト版、プロ版については近日公開が予告されている。
2017年秋の発売開始以降、日本国内でも急激な普及がみられるスマートスピーカー(AIスピーカー)は、そのソフトウェア(アプリ)も前年同月比300%、30,000個と急激な市場拡大の様相を見せている。「スキル」や「アクション」などと呼ばれるこのアプリ開発には、本来、特殊なプラットフォームへの対応やプログラミングといった専門的な知識が必要であったが、この「NOID」はこの敷居を大きく引き下げるサービスだ。

Webブラウザから簡単にスマートスピーカーアプリが作れるクラウドサービスで、画面に従って「ユーザーのどんな呼びかけに対して(input)」「音声アシスタントに何をさせるか(output)」をマウス操作あるいはテキスト入力していくだけで、アプリの制作からストア公開までを直感的にワンストップで行うことができる。

利用には無料/有料の2つのプランが用意されており、自分用のスキルを作りたい個人から、商用にスキル開発を行いたいプロクリエイター、法人まで幅広くカバーする。(※有料版は準備中)

2018年9月現在、対応プラットフォームはAmazon Alexaのみだが、今後はGoogle Homeにも拡大予定。フラッシュニュース対応、動画対応、電子カート対応、電子決済対応(Amazon Pay等)などの機能追加も予定している。プログラミングの知識がなくてもNOIDで様々なアプリ開発できる時代は、すぐそこまで迫っているようだ。
株式会社アイリッジ
URL:https://www.noid.ai/
2018/09/05
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