西洋の伝統的な技法を用いた“テンペラ画”の世界を楽しめるグループ展「テンペラ3人展」

北川憲一「サザナミハナムグリ」
サイズ:SM
パネル・石膏下地・金箔・卵黄テンペラ

2018年9月5日(水)から9月11日(火)まで、西武池袋本店 6Fのアート・ギャラリーにて「テンペラ3人展」が開催される。イタリア古典技法によるテンペラ画の第一人者の石原靖夫氏に師事する3名のグループ展。時間は西武池袋本店の営業時間に準じ、最終日の9月11日(火)のみ16:00閉場となる。
西洋で広く用いられてきた中世以来の卵黄テンペラ技法は、石膏下地の画面に金箔を貼り、卵黄を練り合わせて作った絵具で描くもの。特に細密な風景画などを描くのに適した技法で、輝きのある明るい色彩と経年変化しにくい特徴を併せ持つ。
本展には、兵庫県生まれで昆虫とイタリアやカナダの気に入った風景を描いている北川憲一氏、神奈川県生まれで武蔵野美術大学造形学部美術科油絵専攻を卒業した城戸崎みどり氏、静岡県生まれで日本各地を取材して桜を描き続けている遠山悦子氏の3名が参加。一例として、樹齢450年の古木をモチーフとして描いている遠山氏の作品「真間の桜」(10号F)では、卵黄テンペラや錫箔に加えて和紙が用いられていることにも要注目だ。3人のそれぞれの個性が共鳴しあった展覧会で、テンペラ画の世界を存分に堪能することができる。

城戸崎みどり「アマルフィの思い出」
サイズ:4号F
パネル・石膏下地・金箔・卵黄テンペラ

遠山 悦子「真間の桜」
サイズ:10号F
パネル・和紙・錫箔・卵黄テンペラ

■期間:
2018年9月5日(水)~9月11日(火)

■開催場所:
西武池袋本店 6F アート・ギャラリー
東京都豊島区南池袋1-28-1

■問い合わせ先:
西武池袋本店
tel. 03-3981-0111(大代表)
url. https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/
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