アドビ、砧書体制作所とスキルインフォメーションズのフォントのAdobe Typekitでの提供を開始

左は砧書体制作所の「iroha 32sakura かな」、右はスキルインフォメーションズ株式会社の「TA-方眼K500」

アドビシステムズ社は、Adobe Typekitのフォントパートナーに、砧書体制作所(旧カタオカデザインワークス)とスキルインフォメーションズ株式会社の2社を迎えたことを発表した。これに伴い、砧書体制作所から3書体、スキルインフォメーションズ株式会社から8書体がTypekitライブラリーに追加。Typekitのサブスクリプションプランに含まれており、ユーザー各自のシステム上やWebサイトなどで自由に使用できる。
砧書体制作所は、名称変更前も含めると20年近くにわたってフォントを制作しており、特定非営利法人(NPO)日本タイポグラフィ協会による「日本タイポグラフィ年鑑2018」では、「砧明朝体」で見事グランプリを受賞した。今回、Typekitでは、仮名書体の「iroha 32sakura かな」と「どんぐり かな」、欧文書体の「Donguri」の提供が開始されている(いずれもウエイトはR)。
スキルインフォメーションズ株式会社は、ヘルスケア関係のソフトウェアの開発を中心とする企業だが、2007年にフォントシステムの開発を手掛けていたテクノアドバンス社と事業提携してフォント事業部を開設した。今回、Typekitでは「TA-rb」「TA香蘭」「TA-ことだまR」「TA-楷Regular」「TA-方眼K500」「TA-方縦M500」「TA-F1ブロックライン」「TA-candy」の提供が開始されている(いずれもウエイトはRegular)。

砧書体制作所の3書体

スキルインフォメーションズ株式会社の8書体

アドビシステムズ株式会社
URL:https://typekit.com/
2018/09/06
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