金沢工業大学が所蔵している科学技術の貴重な初版本を公開する「世界を変えた書物」展

「世界を変えた書物」展

2018年9月8日(土)から9月24日(月・祝)まで、上野の森美術館にて「世界を変えた書物」展が開催されている。金沢工業大学ライブラリーセンターが蒐集 / 所蔵している2000点以上の科学技術に関する初版本から、約130冊を公開。金沢工業大学建築学部の宮下研究室の大学院生および学部生が担当した空間デザインにも要注目の展覧会で、会場は書物どうしの関連性が分かるように構成されている。
金沢工業大学では、年に数回、キャンパス内で同様の公開 / 展示を行っている。世界的なコレクションの一端を中学・高校生も含めた市民に広く見てもらうために企画されたものだが、これが関東地区で開催されるのは今回が初めてだ。1445年頃とされるグーテンベルクの活版印刷術発明後に出版された科学技術に関する初版本が集められており、コペルニクスやガリレイ、ニュートン、アインシュタイン、ダーウィンなど、世界を一変させた発見や科学技術に関する貴重な初版本を間近に見ることが可能で、科学上の重大な発見や発明、新技術への挑戦の歴史を感じられる。
今回の東京展では、ダーウィンの「種の起源」や、DNAの二重螺旋構造の発見でその後のバイオテクノロジ-の発展につながったワトソン&クリックの「核酸の分子的構造」など、生物学上の記念碑的な業績の12冊も展示。会期中無休、開館時間は10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)で、無料で入場して楽しめる。
■期間:
2018年9月8日(土)~9月24日(月・祝)

■開催場所:
上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2

■問い合わせ先:
K.I.T.金沢工業大学 / 上野の森美術館
url. http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/
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