KDDIが北海道の通信を海から支援、「船舶型基地局」を使用してエリア復旧を図る

「KDDIオーシャンリンク」

KDDI株式会社は、北海道胆振地方中東部を中心とした地震により、被災地における通信設備への電力供給が不透明である状況をふまえ、KDDIグループが所有する海底ケーブル敷設船「KDDIオーシャンリンク」の船舶型基地局によるエリア復旧を図ると発表した。
「KDDIオーシャンリンク」は、2011年の東日本大震災で道路の寸断や光ケーブルの切断により陸路からの基地局復旧に困難を要した経験から、海側からのエリア復旧を目指して開発されたもの。

今回は、同船を日高沖に停船させ、地震の影響で陸上基地局が十分機能していない周辺地域においても、auユーザーは携帯電話サービスが利用できるようになる。

船舶型基地局

提供されるサービスは、「Wi-Fiスポットの提供」「フィーチャーフォン及びスマートフォンの充電スポット」「救援物資 飲料水 500mlペットボトル及び非常食等」の3つ。

同社では、「これまで以上に災害時の通信確保に取り組んでいきます」としている。
発表資料
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/09/08/3376.html
2018/09/10
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