iOS12へのアプデ、iPhone7以前の人は様子見がオススメ。バッテリーが早くなくなる可能性

テストの様子

Appleが9月18日に配信開始したiOSの大型アップデートiOS12について、Apple関連のニュースを扱うメディアiAppleBytesがバッテリー消費についてのテストを行っている。
テストに使われた機種は「iPhone5s/6/6s/7」の4モデル。そして比較しているiOSは「iOS 11.4.1」と「iOS 12 GM(ゴールデンマスター版)」となっている。

測定時は室温などの条件を同一にして、バッテリー寿命を測定できる「Geekbench 4」というベンチマークアプリを使用した。

iPhoneのバッテリーをフル充電の状態から、バッテリー切れになるまでの時間は、4モデル全てにおいてiOS 12のバッテリーは早く切れてしまうという結果になった。

iPhone5sでは16分差(iOS 11.4.1:2時間58分、iOS12:2時間42分)、iPhone6では24分差(iOS 11.4.1:3時間、iOS12:2時間36分)、iPhone6sでは12分差(iOS 11.4.1:2時間54分、iOS12:2時間42分)、iPhone7では18分差(iOS 11.4.1:3時間11分、iOS12:2時間53分)となり、わずかなばらつきはあるものの86~93%といったバッテリー性能の低下が見られた。

また、バッテリーが放電している間にiPhoneができる仕事の量とバッテリーが無くなるまでの時間を評価するスコアにおいては、iOS12は11.4.1と比べてiPhone5sで約98%、iPhone6で約94%、iPhone6sで約93%、iPhone7で約90%となっている。

バッテリーの性能は使用状況などによって異なるため一概には言えないが、約1割もバッテリーが低下してしまうならば、iPhoneの使用度が高いユーザーは、iOS12へのアップデートをしばらく様子見したほうが良いかも知れない。
iAppleBytes
URL:https://www.youtube.com/channel/UCg7ckDevnFST7lWlCCZ1c3w
2018/09/18
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