“フォトドローイング”と呼ぶ独特な制作プロセスを用いる伊藤彩氏の個展「Vortex 渦」

2018年9月29日（土）から10月13日（土）まで、大阪の天神橋5丁目にあるギャラリースペース「hitoto」にて、伊藤彩氏の展覧会「Vortex 渦」が開催される。伊藤氏にとって「hitoto」では初めて開催される個展。展覧会タイトルにもなっている“渦”をモチーフとした作品など、新作の油彩を中心とした展示が予定されている。

1987年和歌山県生まれの伊藤彩氏は、2011年に京都市立芸術大学 大学院美術研究科絵画専攻を修了。作品の制作には「フォトドローイング」と呼ぶ独得なプロセスを用いている。これは、まずキャンバスのペインティングや紙のドローイング、陶器の立体物、布、家具などでジオラマを作り、その中に入り込んで写真を撮影することにより、自身も思いもよらなかった構図やアングルの視覚的効果を念入りに検討して、それから実際の絵画制作に入るものだ。

少し前までアイルランドに2年住んでいた伊藤氏。本展では、アイルランドと日本で描き上げた新作が展示される。休画日は火曜と水曜で、開廊時間は13:00～19:00。初日の9月29日（土）の18:00～21:00頃には作家を交えたオープニングパーティーが実施され、誰でも自由に参加できる。

■期間：
2018年9月29日（土）～10月13日（土）

■開催場所：
hitoto
大阪府大阪市北区天神橋5-7-12 天五共栄ビル301

■問い合わせ先：
hitoto
url. http://hitoto.info/