iPhoneの地図アプリNPS調査、メインはGoogleマップが1位。Yahoo!MAPは運転時に人気

利用上位4アプリ
「TesTee(テスティー)調べ」

株式会社テスティーは、iPhoneユーザーの男女4,219名(10代1,335名、20代1,333名、30代以上1,551名)を対象に「地図アプリに関するNPS調査」(NPS:顧客ロイヤリティを可視化する指標)を実施し、その結果を公開している。
まず、「地図アプリを利用していますか?」との問いには、全年代合計で73.6%が利用していると回答。地図アプリ利用者は7割以上であることがわかった。また、最も利用率が高いのは20代で、男性77%、女性76.9%となった。

「TesTee(テスティー)調べ」

地図アプリを利用している人を対象にした「普段利用している地図アプリは?」との設問には、Googleマップが77.5%、Apple純正アプリのマップが40.3%、Yahoo!MAPが17.5%、NAVITIMEが11.6%(全て対象は全年代)という結果になり、上位4アプリの中でもGoogleマップの圧倒的なシェアが明らかになった。

ただ、10代、20代はAppleのマップ利用者が比較的多く、若者はわざわざGoogleマップを利用しないでも純正のマップアプリで満足している可能性が見て取れた。

普段利用している地図アプリ
「TesTee(テスティー)調べ」

個別のアプリに対して、メイン利用しているユーザーに対する調査では、Yahoo!MAPはドライバーの支持者が多いことががわかった。その理由としては、「オービスの位置も教えてくれる。渋滞を避けるルートも教えてくれる。高速での説明が丁寧」「ヤフーのIDでログインすると渋滞も加味してくれる。最新の地図が使える」といった意見が見られた。

Googleマップでのルート案内では、車がギリギリ通れるような細道や悪路に誘導されたユーザーも多く、車の運転時だけはYahoo!MAPを使うユーザーが多いことが伺える。

NAVITIMEでは、「時間や乗り換えなど細かいし乗り換えのホームまで書かれていて迷わないから」「日常生活ですごく便利で電車などを使うときに毎回使っていてとても素晴らしいからです」といった高評価の声があり、マップだけではなく、電車の乗り換え機能が重宝しているようだ。

最後に、Apple純正マップについては、「簡単に使えるし無駄な機能などもなく道案内もできる」「簡単に利用できて、最短距離を示すと同時にバスだといくらくらいで乗れるなど、いろんな情報を教えてもらえるから」など、シンプルさをメイン利用、高評価の理由にあげているユーザーが多く見られた。

Apple純正マップでは、Googleのストリートビューのような3Dマップのための撮影を開始していて、今後シンプルさに高機能が加われば、Googleマップのシェアに迫ることがあるかもしれない。
発表資料
URL:https://lab.testee.co/map4result
2018/09/27
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