凸版印刷がアルコール飲料の香りを保持できる紙パック「低吸着EP-PAK」を開発して12月発売

「低吸着EP-PAK」イメージ

凸版印刷株式会社は、バリア紙パック「低吸着EP-PAK(イーピーパック)」を開発し、酒類業界向けに2018年12月から販売を開始する。アルコール飲料に含まれる香気成分の容器への吸着を低減。清酒や焼酎など独特の香りを楽しむ飲料の風味を、常温で長期間保持できる。
口栓付き液体用紙製容器の「EP-PAK」は、飲料はもちろん、業務用ヘアケア剤やカー用品など、幅広い分野での採用実績がある。今回開発された「低吸着EP-PAK」は、容器と内容物の接触層に、独自技術で開発された内装フィルムを採用。香気成分が容器に吸着されることを防いで風味をキープでき、アルコール飲料に含まれる香気成分の残存率のさらなる向上が実現された。同社によるリリースでは、香気成分の残存率は従来の「EP-PAK」から約20%向上していることが発表されている。
この「低吸着EP-PAK」は、新規での生産設備の導入はもちろん、充填成型機の部分改造によって既設の生産ラインに導入できることも特徴。なお、この「低吸着EP-PAK」は、2018年10月5日(金)まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」の同社ブースでも展示されている(東2ホール / 小間番号2-42)。

「低吸着EP-PAK」の層構成

凸版印刷株式会社
URL:http://www.toppan.co.jp/
2018/10/04
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