GoogleがやってたSNS「Google+」の一般ユーザー版が終了へ、3月の情報流出も今になって発表

「Google+」

米Googleは、同社が手がけているソーシャルネットワークサービス「Google+」について、一般ユーザー向けのサービスを終了すると発表した。終了スケジュールは、2019年8月となっている。
2011年6月、Facebookに対抗するためのGoogle独自のSNSとしてスタートした「Google+」。しかし、写真編集機能や独自の情報共有機能などの機能はあまりユーザーに歓迎されず、「Google+」の使用率やエンゲージメントは低調で、ユーザーのうち90%のセッションは5秒以下になっていたという。

さらに、今回の発表と同時に2018年3月に発見済みだった情報流出の可能性について明らかにした。内容は、APIのバグにより、非公開設定のプロフィールにアクセスできたというもの。名前やメールアドレス、職業、性別、年齢などの情報にアクセスできた可能性があるものの、データ悪用の証拠は発見できていないとしている。

なお、プライバシー保護の観点からAPIのログデータは2週間のみ保存となっているため、そもそも、このバグの影響を受けたユーザーを確認することはできないという。

企業では社内コミュニケーションツールとしてGoogle+を利用していることも多くなっているが、企業向けの「Google+」はAPIバグの被害から守られデータ流出はなく、今後もサービスの提供を続けるとしている。
発表資料
URL:https://www.blog.google/technology/safety-security/project-strobe/
2018/10/09
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