日本における現代銅版画のパイオニアの展覧会「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」

2018年10月13日(土)から12月16日(日)まで、横浜美術館にて「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙 ルドンを愛した銅版画のパイオニアとその時代」が開催されている。駒井哲郎(1920〜1976年)の初期から晩年までの作品を展開するとともに、芸術家たちとの交流や影響関係も含めてその姿をとらえ直し、作品の新たな魅力に迫る展覧会。版画作品や詩画集など約210点と合わせて、関連作家の約80点の作品が展示されている。
駒井哲郎は、日本における現代銅版画のパイオニア。深淵な詩的世界が刻まれた版画により、国内外で高く評価されてきた。その作品は、デジタル時代の今でも鑑賞者を魅了している。さらに彼は、銅版画を追求した一方で、詩人や音楽家と交流し、総合芸術グループ「実験工房」での活動や詩画集の出版などで、文学や音楽との領域を横断した表現を試みた。本展では、福原義春氏のコレクション(世田谷区美術館蔵)を核とした色鮮やかなカラーモノタイプ(1点摺りの版画)で、知られざる色彩家としての一面も紹介される。
木曜休館、開館時間は10:00〜18:00(11月23日は20:30まで / 入館は閉館30分前まで)で、当日券での入館料は一般1500円 / 65歳以上1400円 / 高校・大学生900円 / 中学生600円 / 小学生以下無料。会期中の文化の日にあたる11月3日(土・祝)は、特別に観覧無料となる。
■期間:
2018年10月13日(土)~12月16日(日)

■開催場所:
横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

■問い合わせ先:
横浜美術館
tel. 045-221-0300
url. https://yokohama.art.museum
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