日本財団、18歳意識調査で新聞について調査、約4割がソーシャルメディアを利用するが「信頼できる」は約1割

公益財団法人日本財団は10月15日、新聞を中心としたメディア関係の調査結果を発表した。情報源として利用するメディアは主に「テレビ番組」という結果であったが、2位には「ソーシャルメディア」が続く形となった。ただし、信頼しているメディアには、1位「テレビ番組」、2位「新聞」が並んだ。
本調査は、全国の17歳~19歳男女を対象に、800件の回答を集めたもの。2018年9月21日から23日にかけて、インターネットにて行われた。
「世の中の出来事(ニュースや報道)について、何から情報を得ていますか」という質問に対して、「テレビ番組(77.6%)」、「ソーシャルメディア(39.8%)」、「ニュースサイト(36.4%)」が上位3回答となった。また、そのメディアを利用する理由については、「便利だから(38.1%)」、「無料だから(33.5%)」「普段からよく目にするから・昔からあるから(31.6%)」が上位3項目として並ぶ。若者の情報源がスマホ中心になっていることが考えられるだろう。
利用されるメディアとして、ソーシャルメディアとニュースサイトが上位に並んだが、信頼はされていないようだ。「メディアの中で信頼できるものを全てお選びください」という質問に対して、「テレビ番組(50.3%)」「新聞(37.3%)」「ラジオ(18.3%)」が上位3つに並ぶ。「ニュースサイト(16.5%)」「ソーシャルメディア(10.6%)」と、インターネットメディアはテレビとラジオに比べて信頼をしている人が少ない。
ちなみに、メディアを信頼する理由には、「情報が正しいか流す前にしっかり確認していそうだから(25.4%)」が首位という結果に。ソーシャルメディアやニュースサイトなどは、利用はされているものの、信頼はあまりされていないようである。情報の正しさを確認していると周知することが、今後の課題となりそうだ。
公益財団法人日本財団
URL:https://www.nippon-foundation.or.jp/
2018/10/15
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