Apple「iPhoneXS Max」対Google「Pixel3」対ファーウェイ「Mate 20 Pro」、XSの完勝に

iPhone XSシリーズ

米メディアappleinsiderは、2018年のスマホ新モデル対決として、Apple「iPhone XS Max」とGoogle「Pixel 3」のベンチマークテスト比較を実施している。また、PhoneArenaでは「iPhone XS Max」とファーウェイの「Mate 20/20 Pro/20X」などを比較している。
「Pixel 3」は、日本で発売されることでも話題になっている、Googleのオリジナルスマホだ。CPUはクアルコムのオクタコア(8コア)Snapdragon 845を採用。これはサムスンのフラッグシップモデル「Galaxy Note 9」と同じものとなる。プロセッサは4GBのRAM、GPUはクアルコムのAdreno 630を搭載する。

一方、「iPhone XS Max」はiPhone史上最大のディスプレイサイズをうたうフラッグシップモデル。新しいCPUのA12 Bionicチップは、2つの高性能コアと4つの高効率コアの6コアとなっている。GPUは4コアのA11 GPUだ。

appleinsiderが行ったApple「iPhone XS Max」とGoogle「Pixel 3」の比較では、CPUの様々な処理速度などを測定する「Geekbench 4 CPUテスト」では最大約2倍、同様にGPUを測定する「Geekbenchグラフィックステスト」では約1.6倍など、「iPhone XS Max」が圧勝する結果となった。

Geekbench 4でのベンチマークの結果 appleinsider調べ
左が「iPhone XS Max」、右が「Pixel 3」の数値

また、PhoneArenaのベンチマークテストでは、ファーウェイの新フラッグシップモデル「Mate 20/20 Pro/20X」(Mate 20シリーズ)が登場。Mate 20シリーズのプロセッサはファーウェイとその傘下Hisiliconによる独自開発のKirin 980。同社はSnapdragon 845より約40%、AppleのA12 Bionicチップよりも高速であるとの自信をのぞかせていた。

しかしベンチマークテスト「Geekbench 4」では、シングルコアで約1.4倍、マルチコアで約1.15倍の差を付けられて「iPhone XS Max」に敗北する結果に。ただし、Google「Pixel 3」には勝利、「Galaxy Note 9」には買ったり負けたりという成績も収め、ファーウェイのフラッグシップとしての面目は保っている。

Geekbench 4でのベンチマークの結果 PhoneArena調べ

CPUの差だけを見れば、「iPhone XS Max」「Mate 20シリーズ」「Pixel 3」という序列になった2018年スマホ新モデル。ただ、性能差だけではなく価格差や使用状況によって自分に向いているスマホがあるので、購入する際はじっくり吟味して決めていただきたい。
appleinsider
URL:https://appleinsider.com/

PhoneArena
URL:https://www.phonearena.com/
2018/10/22
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