モリサワ、「MORISAWA PASSPORT」の2018年10月版アップグレードの提供を開始
画像は「しまなみ」。そのほか、各書体の詳細は株式会社モリサワの新書体特設サイトで紹介されている（https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2018/）
株式会社モリサワは、「MORISAWA PASSPORT アップグレード 2018年10月版」として、2018年10月25日（木）から新書体の提供を開始した。「MORISAWA PASSPORT」製品の全ての契約者に提供。新書体は、MacのOS X 10.9 Mavericks以降、Windows 7、Windows 8.1以降で利用できる。
今回のアップグレードでは、新たな6つの書体が追加。明朝体の「しまなみ」、宋朝体の「かもめ龍爪」、清朝体の「さくらぎ蛍雪」、丸ゴシック体の「秀英にじみ丸ゴシック」、デザイン書体の「エコー」と「オーブ」がある。
「しまなみ」は、「モリサワタイプデザインコンペティション2016」の和文部門でモリサワ賞金賞・明石賞を同時受賞したオールドスタイルの明朝体。宋朝体の「かもめ龍爪」は、豪快でたっぷりとした収筆と鋭く大きなはらいを組み合わせた書体で、清朝体の「さくらぎ蛍雪」は、1字ずつ丁寧に書きあげたような端正な表情を持つ。「秀英にじみ丸ゴシック」は、インクの滲みを再現しており、優しくあたたかな表情のデザイン。「エコー」は重心が高く直線的なデザインで、「オーブ」は優しい表情の仮名を備える丸ゴシック体風のデザイン書体となっている。