いつつ、京都の印染職人が1枚ずつ丁寧に染め上げた布製の風呂敷将棋盤「どこたま」を発売

「どこたま」

株式会社いつつは、風呂敷将棋盤「どこたま」を、2018年11月6日(火)に発売する。かさばらない布製(綿100%)の将棋盤で、通常の風呂敷としても使用が可能。弁当箱を包むのに最適とされる一尺三寸幅(約50×50cm)のサイズが採用されており、千鳥、左馬、カニ囲い、世界の将棋と4種のデザインのバリエーションがある。価格は各2760円(税抜)。
同社は、将棋をはじめとする日本伝統文化の子どもたちへの普及を目的に活動している。代表取締役の中倉彰子氏は、LPSA(日本女子プロ将棋協会)に所属して2015年3月末に現役引退した女流棋士。今回の「どこたま」は、自身も3人の子育て中である中倉氏が、“母親目線”で監修を務めた。将棋と縁起物を合わせた意匠で模様が表現されており、「どこたま」のネーミングは“どこでも将棋たまには風呂敷”を意味する。
さらに、この「どこたま」は、京都の印染職人が1枚ずつ丁寧に染め上げていることも魅力。印染とは遠くから見てもクッキリと模様を出せる染めの技術で、家紋や象徴、マークを染色することを指す。「どこたま」は、印染の中でも、染料と糊を混ぜて印捺する捺染で仕上げられた。
捺染の工程としては、まずデザインデータを製版した型枠を生地の上にセットし、染料を溶かした糊を流し込んで、スキージ(ヘラ)で順に1色ずつ染めていく。捺染後は生地を乾燥させて、その生地を蒸して模様を固着させ、余分な染料を水洗い。乾いた生地を裁断し、1枚1枚丁寧に縫製されている。

将棋盤として使えるが、通常の風呂敷としても利用が可能

「どこたま」の制作過程

株式会社いつつ
価格:各2760円(税抜)
URL:https://www.i-tsu-tsu.co.jp/
2018/11/06
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