リコー、車速などの情報を投影するレーザースキャン方式車載HUD用プロジェクションユニット開発

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社は11月7日、レーザースキャン方式車載HUD用プロジェクションユニットを開発したと発表した。車の安全な走行を支援するための車載技術として開発。運転環境に埋もれることのない色彩表現でドライバーへの注意喚起を効果的に行うことが狙い。
本技術は、従来のTFT方式に比べて、高コントラストでありながら、広色域の色表現が可能となったレーザースキャン方式のHUD。HUDとは、車のフロントウィンドウに走っている速度やナビゲーション情報を投影する技術のことで、従来のカーナビゲーションよりも運転時の疲労軽減やよそ見による事故のリスクを低下することを目的として研究・開発が行われている。
本技術によって、従来のHUDが抱えていた暗い環境で起こるバックライトの漏れ光の影響という課題を軽減することが可能となり、重要な情報を的確に伝達しやすくなる。同社では、2020年以降の量産開始を目指しており、製品化に向けて作業を進めているという。

レーザースキャン方式車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニット

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社
URL:http://www.rins.ricoh.co.jp/
2018/11/07
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