ドコモ、世界初の電波送受信可能なガラスアンテナ開発。窓に貼り付けて美しい基地局完成

ガラスアンテナ

株式会社NTTドコモとAGC株式会社(旭硝子)は、両社の提携により、世界初となる電波送受信が可能なガラスアンテナを共同開発したと発表した。
スマートフォンでのデータ通信量の増加により、スモールセル基地局(通常基地局のエリア内の小さなサービスエリアを構築する基地局)を増設する必要に迫られている。現在のスモールセルアンテナは、主に建物の屋上や中低層階の壁面に設置されているが、設置場所が限られなおかつ、壁にアンテナが貼り付けられている様子は街の景観を損ねる可能性があった。

そこで、今回のガラスアンテナが登場。本製品は、既存の窓ガラスの室内側から貼り付けが可能で、目立ちにくく、景観や室内デザインを損なわないという利点がある。また、新たに開発したGlass Interface Layer(グラス インターフェイス レイヤー)の効果により、窓ガラスを通過しても電波の減衰・反射を抑えられる。

設置イメージ

本ガラスアンテナの設置は2019年上期から現在主流のLTE周波数帯の基地局へ本ガラスアンテナを展開する予定。さらに、5Gに対応したガラスアンテナの開発も検討するとしている。
発表資料
URL:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/11/07_00.html
2018/11/08
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