浮世絵や料理のレプリカなどで江戸時代の食文化を紹介する「大江戸グルメと北斎」展

2018年11月20日（火）から2019年1月20日（日）まで、すみだ北斎美術館にて「大江戸グルメと北斎」展が開催される。北斎一門の作品を中心とした浮世絵から、現在の食文化のルーツである江戸時代の人々の食のあり方を紹介する企画。浮世絵の作品はもちろん、江戸時代の料理のレプリカや当時のレシピなども展示される。

ユネスコ無形文化遺産登録から5周年を迎え、さらに世界から関心を集めている「和食」の文化は、江戸時代に大きく発展した。葛飾北斎は、食の生産の現場や食材、ファストフードやスイーツ、高級料理からグルメを楽しむ人々まで、当時の食文化の様子を作品として描いている。

本展は「江戸グルメ繁栄の背景」「江戸の食材」「江戸の料理帖」「江戸の人気料理」と4章での構成。3章の「江戸の料理帖」では、江戸の料理本やそれにもとづく江戸料理の再現レプリカの展示も行われ、江戸時代に生きた人々の“食の営み”を多角的に感じることができる。会期中には、展覧会で紹介した江戸の再現料理を実際に味わえるコラボカフェも周辺のさまざまな店舗で展開。目だけでなく、実際に舌でも当時の料理に対する情熱や工夫に触れることが可能だ。

休館日は、毎週月曜（祝日は開館で翌火曜が振替休館）と年末年始（12月29日〜1月1日）。会期中に一部展示替えが実施され、12月16日（日）までが前期、12月18日（火）からが後期として開催される。開館時間は9:30〜17:30（入館は閉館30分前まで）で、観覧料は一般1000円 / 65歳以上700円 / 高校・大学生700円 / 中学生300円。

■期間：
2018年11月20日（火）～2019年1月20日（日）

■開催場所：
すみだ北斎美術館
東京都墨田区亀沢2-7-2

■問い合わせ先：
すみだ北斎美術館
tel. 03-5777-8600（ハローダイヤル）
url. http://hokusai-museum.jp/