“この世界の片隅に”などの作品で知られる漫画家こうの史代氏の「ギガタウン 漫符図譜」展覧会

(c)こうの史代/朝日新聞出版

2018年11月22日(木)から2019年4月2日(火)まで、京都国際マンガミュージアムにて「ギガタウン・イン・テラタウン―こうの史代の『漫符図譜』」が開催されている。「この世界の片隅に」などの作品で知られる漫画家こうの史代氏の著書「ギガタウン 漫符図譜」(株式会社朝日新聞出版)を紹介する展覧会。貴重な原画(原稿)が展示され、漫画表現の豊かな世界を知ることができる。
「ギガタウン 漫符図譜」は、「鳥獣人物戯画」を現代風にアレンジしたキャラクターたちが活躍する4コマ漫画だ。漫画独特の表現記号である“漫符(まんぷ)”を4コマ漫画を通して解説しており、“漫符”の事典の役割も果たすユニークな1冊となっている。
本展は、「ギガタウン 漫符図譜」の原画鑑賞パートと、作中で紹介されている10の“漫符”について深堀りして解説するパートでの2部構成。「鳥獣戯画」へのオマージュが込められた本作では、動物たちが墨で描かれており、会場に展示される原画では、印刷物では再現しきれない繊細な墨の筆致を味わうこともできる。“漫符”の解説では、歴史や古今東西の使用例も紹介。さらに、本展のために描き下ろされた貴重なイラスト作品も展示される。
会期中の休館日は、毎週水曜と12月27日(木)〜1月4日(金)と2月4日(月)〜2月8日(金)。開館時間は10:00〜18:00で、最終入館は閉館30分前までとなる。無料での観覧が可能だが、別途にマンガミュージアム入場料(大人800円 / 中学・高校生300円 / 小学生100円)は必要。

(c)こうの史代/朝日新聞出版

■期間:
2018年11月22日(木)~2019年4月2日(火)

■開催場所:
京都国際マンガミュージアム 2F ギャラリー 1、2、3
京都府京都市中京区烏丸通御池上ル

■問い合わせ先:
京都国際マンガミュージアム
tel. 075-254-7414
url. https://www.kyotomm.jp/
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