Zippoライターの「音」がアメリカで音商標を取得。対象は“開閉音”と“着火音”

Zippo Manufacturing Companyは、米国時間12月5日、Zippoライターの「音」が米国で音商標を取得したことを発表した。登録されたのは「開閉音」および「着火音」。これまで米国音商標として登録されてきたのは、映画「ハンガー・ゲーム」の「Mockingjay Whistle」や、映画会社MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の吠えるライオンのサウンドなど。Zippoライターのクリック音は、これに加わる新たな商標「音」となる。
Zippoライターは80年以上に渡って人々に愛用され、2,000本を超える映画やミュージックビデオなどに登場。そのクリック音はいまや大多数の人に瞬時に認識されるほど認知度の高いものとなっている。多くの人がZippoライターの蓋を開け、着火する一連の動作から生じる音にたまらない魅力を感じており、ライブやコンサートでは演奏者への賞賛としてその炎が掲げられるなど、ポップカルチャーの一部としても受け入れられてきた存在だ。

また、最近では世界的な現象となりつつある「ASMR(聴覚や視覚への刺激によって感じる心地よい感覚)」としても取り上げられ、ASMRのクリエイターやコミュニティの間で、その音を使った耳に心地よい動画の制作が行なわれるといった新たなブームも巻き起こしている。

この度、音商標の取得を記念してZippoとBuzzFeedがパートナーシップを組み、ASMR動画を作成。BuzzFeed上で公開している。成人の4分の3が瞬時にその音を認識し、70%*が前向きな気持ちを引き起こすというZippoライターの音は、これからも多様なジャンルで人々を魅了していくことだろう。

* Zippoが米国の18才以上の1,045人(女性542人、男性503人)を対象とした調査をToluna QuickSurveysを通じて2018年11月6日に実施。

「People Make An ASMR Video For The First Time」動画 1

「People Make An ASMR Video For The First Time」動画 2

Zippo Manufacturing Company
URL:https://www.zippo-japan.com
2018/12/06
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