キヤノンがラインヘッドを搭載したオフィス向けのA3インクジェット複合機を発売
キヤノンは、オフィス向けの複合機「WG7350F / WG7350FM」を2018年12月下旬に発売し、A3ビジネスインクジェット複合機市場に本格参入する。「WG7350F」の価格はオープン。「WG7350FM」は、一定の月額費用のみで基本カウント3200枚（モノクロ2240枚＋カラー960枚）までプリントできる定額モデルで、設置料などの別途費用を除き本体購入による初期投資の必要がなく、月額1万3000円〜（税抜）で利用できる。
本製品は、オフィス向けインクジェット複合機として、キヤノンで初めてラインヘッドを搭載。この新開発の「FINEラインヘッド」では、高速モード時（300dpi）で最速80枚/分、標準モード時（600dpi）で最大50枚/分の安定した高速プリントが実現された（いずれもA4・普通紙）。待機時には6.5秒、スリープモード時には12.5秒以下でファーストプリントが可能。4色顔料インクも新開発のもので、表面張力を低くすることにより、水分や溶剤が用紙に浸透しやすくなって、用紙表面に顔料が素早く定着する。
両面同時読み取りADFも搭載されており、片面で40枚/分、両面で65ページ/分の連続スキャンが可能（いずれもA4ヨコ）。複写原稿は最大A3判まで（シート、ブック原稿）で、用紙サイズはA3ノビの写真用紙や最大330.2×711.2mmのユーザー定義サイズなどにも対応する。本体サイズは560（幅）×880（高さ）×590（奥行）mm、オプションの「2段カセットペディスタル・CF10」装着時の高さは1133mm、機械占有サイズは925（幅）×1208（奥行）mmで、ADFを含む重量は約82.1kg。