「PIXTA」が検索キーワードと販売データの分析からクリエイティブのトレンドを考察して発表
写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営しているピクスタ株式会社は、2018年12月19日（水）に「Creative Trend 2019」を発表した。「PIXTA」Webサイト内で検索されたキーワードと、ダウンロード素材として販売された写真およびイラストを分析。2019年における写真とイラストのトレンドを考察して発表している。
「Creative Trend」は、“次年に求められるテーマとビジュアル表現”の1つの指標となるもの。3年間の検索キーワードの変化上昇率とビジュアル表現の移り変わりをもとに、今後の日本でより求められるであろうテーマとそのビジュアル表現について考察している。今回、「PIXTA」が「CreativeTrend」として選んだテーマは、「未来のくらし」「リアルジャパン」「わたしらしく、美しく」「遊びゴコロ」の4点だ。
「未来のくらし」では、ビジネスやテクノロジーの象徴として好まれる青を基調としながらも、オリジナリティとリアリティ、さらに社会の成長スピードとともに想像の先を表現するビジュアル表現が求められていることを指摘。「リアルジャパン」でのトレンドについては、より現代的かつ体感的にリアルな日本を表現したものへと移行しつつあり、より鮮やか＆艶やかな色彩で、伝統と現代のポップさが融合したビジュアルへの変化が挙げられている。
「わたしらしく、美しく」のテーマでは、ストーリー性のあるカットと大胆な構図がポイント。自然体であることの美しさと、被写体の暮らしや人生、内面の価値観や心情に触れるようなビジュアル表現へのニーズが解説されている。「遊びゴコロ」では、ハンドメイド感のある表現の人気の高さの一方で、よりシンプルな方向へと移り変わるトレンドを紹介。デジタル化する社会への反動のようにアナログテイストが好まれ続ける中で、以前よりも主張しすぎない“さりげなさ”の潮流が見え始めていることが分析されている。
ピクスタ株式会社では、この「Creative Trend 2019」について、特設Webサイトをオープンして詳しい解説を掲載（https://pixta.jp/creative-trend）。それぞれのテーマについての具体的な素材の例についても、特設Webサイトから手軽にアクセスできる。