学研プラスが「紙すき&寒天印刷キット」を発売!付属のパルプを水に溶いて紙を作ることが可能

「紙すき&寒天印刷キット」

株式会社学研プラスは、子ども向けの科学キット「紙すき&寒天印刷キット」を発売した。付属のパルプを水に溶いて、葉書サイズの紙を作ることが可能。パルプ液に色を着けたり、毛糸やラメなどを含めたりしながら、既存品にはない味わい深い紙を作ることもできる。価格は2000円(税抜)。
紙を作成した後は、付属のスポンジを切り抜いて好きな形にすることが可能。壁に飾ったり、栞にしたり、装飾のオーナメントとしても活用できる。付属のパルプがなくなった場合には、牛乳パックや新聞紙、半紙などからも紙を作れることも魅力だ。
さらに、今回発売された「紙すき&寒天印刷キット」では、紙漉きのほかに、“寒天印刷”も楽しむことが可能だ。“寒天印刷”は、“こんにゃく版”とも呼ばれる簡易的な印刷技法。寒天にインクを染み込ませ、寒天から紙にインクを写して刷る。この技法は、夏目漱石の小説「ぼっちゃん」の中に登場しており、昔の学校や役所でも活躍していた。
キットには寒天パウダーが付属しており、そこから寒天の印刷版を作って、専用のペンで絵や文字を書いて印刷。版画とは異なり、絵が反転することはなく、見たままの状態で紙に転写できる。寒天液をペットボトルやビンのフタに入れて固め、スタンプのように押して印刷してもOK。寒天版から印刷できるのは5〜10枚となっている。

毛糸や葉っぱなど、薄いものなら何でも“漉き混む”ことが可能

ボタンやクリップを押し付けて、凹凸のある紙も作れる

今回のキットは、紙漉きと寒天印刷を同時に楽しめることが特徴。寒天版の上に紙をしばらく置いておくと、インクが紙に転写される

株式会社学研プラス
価格:2000円(税抜)
URL:https://gakken-plus.co.jp/
2018/12/25
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