パロディの手法で“悪戯”を講じるような作品を制作している森洋史氏の個展「Metafiction」

「If There was impossible Campbell’s Soup Cans... Consommé facebook Mix」2018年

2018年12月26日(水)から2019年1月31日(木)まで、GINZA SIX 6Fの銀座 蔦屋書店のアートウォールギャラリーにて、森洋史氏の個展「Metafiction」が開催される。森氏は、パロディを手法とし、既存のイメージを組み合わせた作品を制作しているアーティスト。本展では、「Lichtenstein × J-pop」シリーズなどのこれまでの作品を紹介するほか、「Japanesque」シリーズや「If There Was Impossible Campbell's Soup Cans…」シリーズの新作も展示される。
1977年東京都生まれの森洋史氏は、2013年に東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程を修了した。主に、西洋の宗教画や日本の古典美術などの名画と、アニメやゲームから引用したイメージのリミックスを作品として展開。数々の展覧会を開催し、国内だけでなく、香港、中国、アメリカでの個展やグループ展およびアートフェアへも出展するなど、その活動は国際的な広がりを見せている。
アイロニーも感じさせる森氏の作品は、本人曰く「日本のアニメや漫画における同人文化や、伝統を重んじる日本画壇あるいは宗教画などにまつわる権威などに悪戯を講じる狙い」があるもの。また、一見すると工業製品のような精度を持つ作品は、最新の技術を駆使して制作されており、緻密さとアニメ調に描かれたイメージとのアンバランス感も不思議な魅力となっている。

「When the lord closes a door, somewhere He opens a window.」2017年

「Seasonal Revolutions - Christmas」2015年

■期間:
2018年12月26日(水)~2019年1月31日(木)

■開催場所:
銀座 蔦屋書店 アートウォールギャラリー
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F(スターバックス前展示スペース)

■問い合わせ先:
銀座 蔦屋書店
tel. 03-3575-7755
url. https://store.tsite.jp/ginza/
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