身近な見慣れた日用品を別のイメージに転化している岩崎貴宏氏の個展「Layer and Folding」

2018年12月27日（木）から2019年1月14日（金）まで、銀座 蔦屋書店のイベントスペース「GINZA ATRIUM」にて、岩崎貴宏氏の個展「GINZA ART EXHIBITION：岩崎貴宏 Layer and Folding」が開催される。岩崎氏は、第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表に選出され、個展「逆さにすれば、森」を開催し、その功績から2017年度の第72回 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したアーティスト。本展では、書店という展示スペースを意識して制作した最新作が展示される。

1975年広島県生まれの岩崎貴宏氏は、広島市立大学芸術学研究科博士課程を修了。さらに、エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院を修了し、2018年にエジンバラ・カレッジ・オブ・アートから名誉博士号を受位した。数々のグループ展に参加し、2015年には小山市立車屋美術館、黒部市美術館、ニューヨークのアジア・ソサエティで個展を開催。その作品は、歯ブラシ、タオル、文庫本の栞、ダクトテープ、シャーペンの芯など、身近にあるありふれたものから繊細で儚い風景を作り出し、見慣れた日用品を別のイメージに転化している。

本展では、布や糸を用いた「アウト・オブ・ディスオーダー（フレーム）」シリーズ、書籍の栞を解いてクレーンと本を制作した建設中のビルのような「テクトニック・モデル」シリーズで空間を構成。ストールや、描き下ろしデザインによるトートバッグなど、作品をモチーフとした銀座 蔦屋書店オリジナルグッズも販売される。

■期間：
2018年12月27日（木）～2019年1月14日（金）

■開催場所：
銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F

■問い合わせ先：
銀座 蔦屋書店
tel. 03-3575-7755
url. https://store.tsite.jp/ginza/