日本はんだ付け協会、アートコンテスト2018の優勝作品は羽を1枚1枚はんだ付けした「鳥」と発表

「鳥」

NPO法人 日本はんだ付け協会は8日、ハンダゴテとはんだを使って製作するメタリックで精巧なアート作品(はんだ付けアート)を集めた「はんだ付けアートコンテスト2018」の優勝作品などを発表した。
優勝した武川純也さんの作品「鳥」は、複数の形状の羽根を1枚づつΦ0.29mmやΦ0.12mmなどのスズメッキ線、はんだ吸い取り線、スズメッキ平編銅線をはんだ付けして作られたもの。メタルな外見ながら、鳥ならではの躍動感に溢れ、飛び立つ瞬間を捉えたかのようなポーズも非常に美しいデザインとなっている。

羽を付ける途中のもの

パーツの羽根

羽根の形状は様々

完成図。そのほかの画像は武川氏のInstagramアカウント「fullerene_60」からどうぞ

2位は企業チームの株式会社デンソー 先端技能開発部モビリティ実験室 銀鮎製作チームの「はんだ魚像 銀鮎」。腹の曲がったあたりの光り方、質感が本物の鮎そっくりな点、などが評価された。

「はんだ魚像 銀鮎」

3位は明星電気株式会社 岡田光司さんの「日本刀」。廃材のはんだを使って作られたもので、刀身や各パーツが分解できるようになっている。

「日本刀」

「日本刀」分解イメージ

審査員特別賞は優勝の武川純也さんの別作品「トンボ」。複雑なラインによって構成されるトンボの翅をΦ0.12mmのスズメッキ線で表現した力作になっている。

「トンボ」

発表資料
URL:https://handa-npo.com/
2019/01/08
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