サムスン、折りたたみボディに6カメラ・12GBメモリなど高機能を詰め込んだ「Galaxy Fold」発表

ディスプレイ開閉イメージ

韓国サムスン電子は20日(米国時間)、サンフランシスコで開催された新製品発表会「Samsung Galaxy UNPACKED 2019」において、折りたたみディスプレイを搭載した新スマホ「Galaxy Fold」を発表した。

「Galaxy Fold」

本製品は、2つ折りにできる“折りたたみスマホ”の新モデル。世界初の商品展開は中国の新興メーカーRoyoleが「FlexPai」を2018年11月に発表、12月に発売しているが、遅れることわずかでサムスンも発表にこぎつけた。

性能は、他社のフラッグシップモデルのスマホを大きく凌駕する内容。カメラは背面トリプル、フロントシングル、タブレットモード時のダブルと6個ものカメラを搭載。トリプルカメラは絞り可変や望遠、ワイドで高画質、ダブルカメラでセルフィーができるなど死角がない。

メインのトリプルカメラ

また、メモリは12GB/RAM、メインCPU+7ナノメートルプロセッサ、最新規格UFS 3.0採用の512GB内蔵ストレージにより、操作感は軽く、高速なアプリの立ち上げやダウンロードも実現している。さらに、アプリを3個同時に画面上に開いて扱える、トリプルマルチタスク機能も搭載する。

画面で3つのアプリを開いてマルチタスクできる

画面を開いて最大サイズになっている時は、7.3インチディスプレイ(解像度:1536×2152ピクセル)とタブレットサイズ。メインディスプレイは内側に閉じられる形になっていて、閉じている場合は、背面にある4.6インチサイズの有機ELカバーディスプレイで通常のスマホと同様の操作ができる。「App Continuity」機能により、メインディスプレイからカバーディスプレイへの操作変更もスムーズだ。

カバーディスプレイ。折りたたみ時は縦長のシルエットになる

バッテリーは2個搭載し、合計4380 mAh。充電は有線/無線対応。カラーはSpace Silver/Cosmos Black/Martian Green/Astro Blueの4色。OSはAndroid 9.0(Pie)。LTE/5G版を用意。

価格は1980ドル~(約22万円)。

折りたたみ時は昔懐かしのパカパカと開く携帯電話のようにも見える

「Galaxy Fold」
URL:https://www.samsung.com/global/galaxy/galaxy-fold/
2019/02/21
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