多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースの卒業制作展「#00000000」

2019年3月2日（土）から3日間にわたり、横浜赤レンガ倉庫1号館にて、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コースの4年生による卒業制作展「#00000000」が開催される。展覧会のタイトルであり、テーマでもある「#00000000」は、RGBの6桁とα（不透明度）の2桁の数字によって指定する値で“透明”を示している。

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースは、最先端の技術のみならず、現在、そして未来のあらゆるメディアをも批判的に包含したハイブリッドなアプローチを続けている。本展では、基礎となる知識や技術に加えてインタラクションやデジタルクラフトを学ぶ1年次、演習課題を通じて技法を修得すると同時にプランニングなどの基本手法を学ぶ2年次、理論に裏打ちされた作品を制作して独自の表現を追究する3年次、集大成として卒業制作に取り組む4年次といった4年間の学びの成果を発表。来場者は、技術と表現、自然と人間の関係のダイナミックな変容を、科学や哲学も含む複合的な視点で捉えながら作り上げた作品に触れられる。

α値の操作だけで透明になり得る“色”は、消失したわけではないが、そこに含まれる“6桁の色”の存在は人々の意識から外れるもの。本展は、そのような“透明を見る”ための展覧会として開催される。

■期間：
2019年3月2日（土）～3月4日（月）

■開催場所：
横浜赤レンガ倉庫1号館
神奈川県横浜市中区新港1-1

■問い合わせ先：
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース 2019年度卒業制作展実行委員会
url. http://www.idd.tamabi.ac.jp/art/exhibit/gw18/