20歳代でも約61%の所見が見られる歯周病、ドコモらがスマホの歯ぐき撮影で発見する研究開始

イメージ

株式会社NTTドコモと国立大学法人東北大学は、生活習慣病や歯の喪失を引き起こす可能性のある「歯周病」について、早期発見できるよう、歯周病発見AIの共同研究を2019年4月1日(月曜)から開始すると発表した。
厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査歯周病から算出すると歯周病は、20歳代で約61%、40歳代で約71%、60歳代で約75%に所見が見られる。しかし、歯周病検診の受診率は全国で4.3%と推定されており、見つからないまま重症化するケースも少なくないという。

そこで、ドコモと東北大学は協力して、スマホの撮影で歯周病を発見できるAIを開発する。発見のしくみは、ユーザーが自分ではぐきの写真を撮影、その画像をAIが歯ぐきの色検出や歯周病独特の形状検出といった特徴量の解析を行い、歯周病のリスクがあるかどうかを判断する。

また、AIは顎関節症や口腔がんなど他の口腔疾患も発見可能になる予定。

本研究は2022年度を目途に実用化を目指す。
発表資料
URL:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/02/21_00.html
2019/02/22
MdN DIのトップぺージ