マピオン、ベクター地図アップデートで多言語対応改善や地震発生データの可視化などを実施

株式会社マピオンは2月25日、「マピオンテックラボ」で公開中の「ベクター地図」のアップデート版を公開した。多言語対応仕様の改善、オープンデータ活用で地震の発生状況を可視化するといった変更を反映。同社は長年の技術研究や開発を活かして、デジタル地図で生活を支えることを目指している。
本アップデートでは、多言語や施設の表示に関する変更が行われた。「地図注記の多言語対応仕様の改善」では、言語変更をした際の表示変更がスムーズとなり、日本語以外を母国語とするユーザーでも地図の意味を理解しやすくなる。また、「言語切り替え時のフォントタイプの最適化」においては、地図注記の言語ごとに最適なフォントタイプが適用され、視認性を高める。その他にも、「施設やスポットの表示方法の多様化」、「建物の高さを立体的に地図上に表現」、「モノトーンのデザインに対応」、「オープンデータを活用して過去の地震の発生状況を可視化」といったアップデートが行われている。
株式会社マピオンは、1997年より地図や位置情報に関する技術開発・研究開発を続けている。2016年に「マピオンテックラボ」をオープン。なお、今回アップデートが行われた「ベクター地図」β版は、従来のサーバーから画像として配信される地図(ラスター地図)と異なり、自然な回転や鳥瞰表示を可能にしており、今後は地図サービス「Mapion」などでの展開を検討しているという。
マピオンテックラボ
URL:http://labs.mapion.co.jp/
2019/2/25
MdN DIのトップぺージ