もうヘッドセットは必要ない! 3Dクリエイターのためのホログラムディスプレイ「Looking Glass」予約販売開始

Looking Glass Factoryが、2月26日、クラウドファンディングサイト「Makuake」において3Dクリエイターのためのホログラムディスプレイ「Looking Glass」のプロジェクトを開始した。公開からわずか2時間で目標金額を達成し、現在も支援者を増やし続けている。現在申し込み可能な最安値は、8.9インチタイプの「Looking Glassスタンダード」が69,000円。15.6インチタイプの「Looking Glassラージ」が305,000円。※2019年2月27日現在
「Looking Glass」は、特許出願中のlightfieldおよびボルメトリック(volumetric:体積性)のテクノロジーを組み合わせ、バーチャル3Dコンテンツを60fpsのフルカラーでまるで生きているかのように映し出す新しいタイプのディスプレイだ。3Dシーンを45の異なる角度で映し出すことで、複数の人がVRやARヘッドセットを装着することなく、異なる方向から3Dホログラムを共有・鑑賞することができる。
同製品は、既に2018年の夏、アメリカ発のファンディングプラットフォーム「Kickstarter」において、総計¥93,000,000を売り上げる大成功を収めており、3DクリエイターがLooking Glassで簡単に作品にいのちを吹き込むことができる各種ツールも開発されている。そして今回、Makuakeキャンペーン中に支援(予約購入)を行うと、一部のソフトやLooking Glass専用アプリケーションが無料で提供されることとなる。

オリジナルのインタラクティブなホログラムアプリが自作できる「HoloPlay Unity SDK」へのアクセスや、数回クリックするだけで、OBJ、FBX、STL、gLTFフォーマットの3DモデルやアニメーションをLooking Glassにインポートできる「3D Model and Animation Importer App (モデル&アニメーションインポータアプリ)」、Looking Glassチームメンバーが開発した36以上のアプリと、3Dコミュニティーから生まれたライセンス取得済みアプリにアクセスできる「App Library」。

さらに、Looking GlassへのライブViewport&3D Renderエクスポートが可能な「Blenderアドオン」、Looking Glass専用の「Three.jsライブラリ」、他にも、Voxatronの無料ライセンス、Lightfield Photo Viewer、Vimeo Holographic Channel Appなど。

「Looking Glass」は、ホログラム専門家、光学技術者、機械工学者、電気技師、Unity開発者、3Dグラフィックアーティストのメンバーから成るチームが、4年間の歳月をかけて完成させた製品。3Dクリエイターが3Dクリエイターのために設計した、クリエーター目線の新しいホログラムディスプレイでなのである。
クラウドファンディングサイト「Makuake」
URL:https://www.makuake.com/project/lookingglass/

Looking Glass Factory
URL:https://lookingglassfactory.com/
2019/02/27
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