クリエイティブとエンジニアリングの壁を飛び越える「CA BASE CAMP」開催

サイバーエージェント(以下、CA)は、2月22日、渋谷のセルリアンタワーにおいて、全社技術カンファレンス「CA BASE CAMP」を開催した。同社では昨年、グループ内の技術職社員を対象とした初のエンジニア・クリエイター合同カンファレンス「CA BASE CAMP(2018)」を実施。二回目となる今年は、一般企業の社員や学生なども招いての開催となり、動員数1000人を超える一大イベントとなった。
デザイン・クリエイティブが担う領域が、グラフィックのみならずUI/UX、マネジメントにまで広がる一方、広告クリエイティブに機械学習が取り入れられたり、意思決定において高度な分析が不可欠なものになったりと、エンジニアリングの役割も拡大を続けてきた。そしていまや、クリエイティブとエンジニアリングという二つの専門領域は融合しつつあるといってよい。

「CA BASE CAMP」では、グループ内のクリエイターとエンジニアが一堂に会し、それぞれの視点で各サービスのバックヤードを紹介。広告やゲーム、メディア事業といったCAグループが展開する様々なサービス間はもちろん、クリエーターとエンジニアという職種の壁を飛び越え、お互いの技術を共有することで、さらなる技術力の向上と事業の成長を図る。

イベント当日は9つのホールで54のセッションが実施され、その内容もサービス開発やアップデート事例、データ分析、ブランディング、クリエイティブメイキングなど多岐にわたった。海外展開や未来ビジョン、グループ内ラボでの研究発表、チーム体制の改善に焦点をあてたものなども見受けられる。

これらのセッションが同時進行する中、中央スペースでは各部門の成果発表ブースを設置。配信前の新ゲームの体験コーナーや、様々な技術・サービスのデモンストレーション、限定グッズの展示&販売などが行なわれ、来場者の注目を集めた。

サイバーエージェントグループでは、2020年も「CA BASE CAMP」を開催予定だ。さらに今秋、社外向けカンファレンスの開催が計画されており、グループ内にとどまらない、さらなる技術発展への試みが期待される。

セッション会場の様子

株式会社サイバーエージェント
URL:https://www.cyberagent.co.jp/
2019/03/01
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