Amazon、ブランドのニセモノを削除するための「Project Zero」発表

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米Amazonは、ブランドの偽造品が出品されることに対する対策として「Project Zero」を発足すると発表した。
Amazonは長年ニセモノのブランド品やそれを出品する出品者への対応に追われてきた。時には、ニセモノ側からの知的財産権侵害の申立を受けて、本物を販売するブランドの正規ショップをアカウント停止にするなどの苦い経験も味わっている。

また、正規ブランド側も、偽造品を見つけたらAmazonに報告して対処を待つというプロセスが必要だった。

今回の偽造品排除の取り組み強化は、Amazonとブランド側が協力して成り立つもの。ブランドは事前に商品に関する詳細データをAmazonに提供し、それを元に、ロゴやトレードマークをスキャンして真贋判定などが可能になる。プロジェクトのテスト段階では、以前より100倍以上もニセモノを抽出することに成功したとしている。

このセルフサービスの真贋鑑定機能は、ブランドに提供され、ブランド側はAmazonに報告することなくニセモノを販売リストから削除することができるようになる。
発表資料
URL:https://blog.aboutamazon.com/company-news/amazon-project-zero
2019/03/01
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