ウェアラブル市場は世界で大幅な成長、特にAirPodsなどを持つAppleは3割に近いシェア

AppleのAirPods

IT専門調査会社のIDCは、ウェアラブルデバイスの世界市場に関する調査結果を公開している。
ウェアラブルデバイスの市場は、スマートウォッチや活動量計などのリストバンド、完全ワイヤレスイヤホンなどの耳装着型デバイスなどからなる市場。2018年第4四半期のデータでは31.4%の成長率を示し、また、通年でも出荷台数は1億7220万個と27.5%増加し、非常に好調な市場となっている。

2018年第4四半期の各社のシェア
IDC調べ

その成長を牽引するのは、AppleのAirPodsやGoogleのPixel Budsなどのワイヤレスイヤホン、BoseのQC35IIなどのヘッドホンだ。スマートフォンが有線でイヤホンと繋がるためのイヤホンジャックを廃止する中、ワイヤレスで接続されるイヤホン、ヘッドホンは66.4%成長しウェアラブルデバイスの主役になりつつある。

ただし、未だ市場で大きな存在感を放つのは、市場全体で29.8%のシェアを誇るスマートウォッチだ。

これらイヤホンとスマートウォッチにおいて好調なのが2018年通期で26.8%のシェアを獲得したApple。AirPodsは第2世代となる「AirPods 2」の発表が間近であると噂され、2018年9月発売のApple Watch Series 4も好調を維持していることから、ウェアラブルデバイス市場でのトップは揺るがないとみられる。

2018年通期シェアのランキングは、2位は中国をはじめヨーロッパやアジア各国で好調なシャオミ(Xiaomi)、3位はリストバンド大手のFibit、4位はスマホ・ウェアラブル共に好調なファーウェイ(Huawei)、5位は新型無線イヤホンGalaxy Budsを投入予定のサムスン(Samsung)となっている。
発表資料
URL:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS44901819
2019/03/06
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