デザインの分野における機械学習の可能性を探る企画展「AIと共創するグラフィックデザイン」

デザイン:小笠原裕子

2019年3月15日(金)から3月29日(金)まで、東京ミッドタウン・デザインハブにて、第78回企画展「AIと共創するグラフィックデザイン」が開催される。入場無料、会期中無休で、時間は11:00〜19:00。公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が企画/運営する展覧会で、JAGDAインターネット委員会と株式会社Qosmoの共同研究作品のほか、グラフィックデザインの分野に近いAI研究作品が展示される。
JAGDAは、AIを含むさまざまなアルゴリズムに基づいた表現を得意とするクリエイティブ集団Qosmoの協力のもと、近未来におけるグラフィックデザインの発展と可能性を探ることを目的として、機械学習を用いた実験を行ってきた。本展では、その途中経過の報告とともに、幅広いAI研究の中からグラフィックデザインの分野に近い事例が厳選して紹介される。
展示される作品は、AIがイメージを作っていく過程を記録したポスターやアルファベット書体、楽譜の学習による作曲、マンガを用いた物語生成、Google APIを利用した感情分析のビジュアライズなど。AIとデザインの関係について議論を深める場として、シンポジウムも開催される。

年鑑「Graphic Design in Japan」の掲載作品を、AIがさまざまな特徴によって分類したものをビジュアライズ

遠山昌宏氏による機械学習で判定された自然言語の感情を視覚化する試み

■期間:
2019年3月15日(金)~3月29日(金)

■開催場所:
東京ミッドタウン・デザインハブ
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 5F

■問い合わせ先:
東京ミッドタウン・デザインハブ/公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
url. https://designhub.jp/
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