デジタルアルティザン、3Dプリント活用の重さを分散するヒール発表

株式会社デジタルアルティザンは3月15日、3Dプリントを活用したヒール「FORMLESS」の製作を発表した。JSR株式会社、株式会社キャステムと共同で実施。ヒールにかかる力に応じた形状をソフトウェアが自動生成したコンセプトモデル。
FORMLESSは、3Dプリントというデジタル技術を活用した精密鋳造によって誕生したヒール。従来のヒールはデザイナーが形状を考えて商品化するが、FORMLESSは個人に最適化したヒール形状を特徴とした実験的コンセプトモデルとなっている。ソフトウェアが、ヒールにかかる力の向きや重さに応じた適切な形を自動生成。また、自動生成の形状をプロダクト化するために、CGソフトウェアで彫刻的な処理を行っている。
FORMLESSのデータを精密に造形する技術として、Carbonプリンターを採用している。独自のCLIP(Continuous Liquid Interface Production)技術で、高速造型や優れた精度・物理的特性を実現する。アッパーの素材に、革とダイビング用のウェットスーツ素材ネオプレーンを使用することで、高いクッション性とフィット感を持つ設計。今後販売の可能性も模索していくという。

株式会社デジタルアルティザン
URL:https://www.digitalartisan.co.jp/
2019/3/15
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