地図の新たな魅力を紹介する企画展「西洋人の描いた日本地図 ～マルコ・ポーロからシーボルトへ～」

株式会社ゼンリンは、2019年3月24日（日）から3月31日（日）まで、Bunkamura Box Galleryにて「西洋人の描いた日本地図 ～マルコ・ポーロからシーボルトへ～」を開催する。16～19世紀にヨーロッパで作られた西洋古版日本地図コレクションを公開する企画展。イギリスの古地図収集・研究家であるジェイソン・C・ハバード氏から新たに取得した692点の中から厳選した地図を展示する。入場無料で、開館時間は10:00～19:30（最終日は17:00閉館）。

各種の地図や地図データベースをコンテンツとして提供し、“知・時空間情報”に付帯および関連するソフトウェアの開発なども手掛ける株式会社ゼンリンは、創業70周年を機に、これまで続けてきた地図文化振興の取り組みをさらに拡大して人々の暮らしに貢献していくことを目指している。本展は、西洋人が描いた日本地図の変遷を、目的や背景とともに紐解き、地図の新たな魅力を紹介する企画だ。西洋人による“黄金の国ジパング”の発見から、現在の日本に至るまでの変遷を一連のストーリーで紹介する。

展示される地図の例としては、ブランクスおよびモレイラの日本図が挙げられる。その地図は日本の教会史に挿入する意図があったとみられているが、未刊に終わってしまったため世界で1点しか見つかっていないもの。モレイラは16世紀後半に日本に長期滞在した西洋人地図製作者で、世界で初めて実態に近い日本図を作り上げ、その原図は以後300年にわたって使われ続け、後の西洋製日本図に大きな影響を与えている。

■期間：
2019年3月24日（日）～3月31日（日）

■開催場所：
Bunkamura Box Gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1

■問い合わせ先：
株式会社ゼンリン
url. https://www.zenrin.co.jp/