2018年度の収蔵作品など全171点の写真を展示する「ヤング・ポートフォリオ展」

「ロヒンギャ難民の大脱出」2017年
K.M. アサド(バングラデシュ)
(c)K.M. Asad

2019年3月21日(木・祝)から6月16日(日)まで、清里フォトアートミュージアムにて「2018年度ヤング・ポートフォリオ展」が開催される。ヤング・ポートフォリオ(YP)は、写真を通して世界の若者を支援することを目的とした文化貢献活動。今回の展覧会では、2018年度の収蔵作品など全171点が展示される。火曜休館(4月30日は開館)、時間は10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)で、入館料は一般800円/学生600円/中学・高校生400円/友の会会員無料。
清里フォトアートミュージアムによる「YP」では、毎年35歳までの若手写真家の作品の公募を実施している。厳正な選考を経て、作家の“原点”となる貴重な初期作品を購入/収蔵し、後世に残す活動だ。選ばれた作品は、同ミュージアムが永久保存。1995年度から継続している取り組みで、これまでには世界74カ国から計13万3340点の応募があり、その中から45カ国の785人による6105点の作品が購入に至った。
第24回目にあたる2018年度には世界21カ国の199人から応募があり、応募点数は4573点。その中で18人による131点の作品が購入された。今回の展覧会では、この2018年度の購入作品については全作品が展示される。なお、作品が収蔵された最年少は2001年生まれで応募当時に17歳であった友長光明氏。同氏の父である友長勇介氏も過去に3回にわたって作品が収蔵されており、「ヤング・ポートフォリオ」の歴史の中でも初めての親子での受賞という結果となった。

「Exposure」2015年
小原一真(日本)
30年前にチェルノブイリで被爆したフィルムを用いたという作品
(c)Kazuma Obara

■期間:
2019年3月21日(木・祝)~6月16日(日)

■開催場所:
清里フォトアートミュージアム
山梨県北杜市高根町清里3545-1222

■問い合わせ先:
清里フォトアートミュージアム
tel. 0551-48-5599
url. http://www.kmopa.com/
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