Apple Arcadeは100作品以上のゲームが独占配信されるサブスク! 2019年秋スタート

複数デバイスでのプレイが可能

米Appleは25日(日本時間26日午前2時)、本社クパチーノで開催したスペシャルイベント「It's show time.」において、完全に新しいゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」を発表した。

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雑誌読み放題やApple独自の動画コンテンツ提供は発表前から盛んにリークされてきたが、ゲーム市場への本格参入はサプライズ的に発表された。

本サービスは、現在のインストール&基本プレイ無料でゲーム内課金というシステムに対し有料でゲームを楽しむというスタイルを提案する。データをダウンロードしてオフラインで遊ぶことができ、AppleのデバイスiPhone/iPad/Apple TV/Macでいつでもデータを共有してプレイ可能。広告は表示されず、アプリ内課金もない。また、家族6人までプランを共有できる。

ゲームの内容は、Appleが契約したデベロッパー(日本からはコナミやセガなどが参加)が制作した意欲作ばかりで「Apple Arcade」だけの配信となる。Appleが公開した動画では、コンソールレベルの内容をモバイルで楽しめることをアピールしていた。

プレイイメージ

「BEYOND A STEEL SKY」はコンソールゲームレベルの内容をiPhoneなどのモバイルで楽しめる野心作。Watchmen(ウォッチメン)などで知られるコミック作家Dave Gibbonsがキャラクターデザインに参加し、ストーリーやキャラクターモデリング、グラフィック、オーディオで高いレベルを実現している。

「BEYOND A STEEL SKY」

また、「WHERE CARDS FALL」は個人の成長を描く物語。学校に行ったり、母親と衝突したりと現実的な描写にこだわり、開発者をして「ほかのゲーム会社は敬遠する、Apple Arcadeでなければ人の目に触れることは稀なタイプのゲーム」と評する作品だ。

「WHERE CARDS FALL」

ファイナルファンタジーシリーズの生みの親、坂口博信氏も参加。「FANTASIAN」はこれまで作れなかったゲームとして、3Dキャラクターの冒険が楽しめる。

制作イメージ

「OVERLAND」は世界滅亡後のロートトリップ戦略ゲーム。プレイするたびに誰と出会うのか、どこに行くのかといった内容が変わる、

「OVERLAND」

そのほか、ゲームと言うよりリラックスコンテンツとして使える「LIFELIKE」や広大な森を狩人が冒険する「The Pathless」、レゴブロックによるマルチプレイヤー対戦ゲーム「LEGO Brawls」、溶岩の床に落ちないように冒険する「Hot Lava」などが開発中のゲームとして公開されている。

サービスは2019年秋に世界150以上の国と地域でスタートする予定。料金については月額や年額などのサブスクリプションは確定だが、金額の詳細は発表されていない。
Apple Arcade
URL:https://www.apple.com/jp/apple-arcade/
2019/03/26
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