描いたモチーフと和紙の層が一体となった平面作品を中心に発表する山本志帆氏の個展「有機」

「吐息」2018年
455×333mm(P8)、紙本彩色(岩絵具/和紙/パネル)

2019年4月3日(水)から4月21日(日)まで、Yoshimi Artsにて、山本志帆氏の個展「有機」が開催される。休館日は月曜と火曜で、開催時間は11:00~19:00(日曜は17:00まで)。さまざまな技巧を施した和紙を皮膚の層のように重ね合わせ、描いた植物や動物などのモチーフと紙の層が一体となった平面作品を中心に発表する。
1982年生まれの山本志帆氏は岐阜県出身で、2000年に岐阜県加納高等学校美術科、2004年に広島市立大学芸術学部日本画専攻を卒業し、2008年に広島市立大学大学院芸術学研究科絵画専攻を修了。これまでの主な個展には、2009年(神戸・大丸神戸店アートギャラリー)および2010年(大阪・吉美画廊)の「心音」、今回の展覧会の会場でもあるYoshimi Artsでの2012年の「産土」と2015年の「叢生」があり、そのほか数多くのグループ展にも参加している。
これまで山本氏は、人間や植物や動物などの多様な“種”を生物学的な視点で観察し、それらが常に関係性を持って循環していることに興味を抱いてきた。その循環を、全ての“種”が有機的に地続きで繋がり、境界線がなく、人間の筋肉や皮のように薄い膜のようなものが集まっているというイメージでとらえている。
■期間:
2019年4月3日(水)~4月21日(日)

■開催場所:
Yoshimi Arts
大阪府大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル 3F

■問い合わせ先:
Yoshimi Arts
tel. 06-6443-0080
url. http://www.yoshimiarts.com/
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