佐藤亜沙美が文芸誌「文藝」のADに就任、リニューアル号の表紙イラストはクイックオバケ

「文藝 2019年夏季号 平成最終号」表紙

株式会社河出書房新社は、ADに佐藤亜沙美氏を迎え季刊文芸誌「文藝」を約20年ぶりに大幅にリニューアル。そのリニューアル号であり、GIF動画などを手掛けているクリエイターのクイックオバケ氏が表紙イラストを担当した「文藝 2019年夏季号 平成最終号」が5日に発売された。価格は、1,380円(税抜)。
1933年に創刊された「文藝」は、五大文芸誌と呼ばれる純文学の文芸誌の一つ。同誌が行っている「文藝賞」は新人小説家の登竜門として知られ、これまでに後藤明生氏、田中康夫氏、綿矢りさ氏、羽田圭介氏、磯崎憲一郎氏といった作家が受賞を果たしている。
「文藝」のADに就任し、デザインも担当する佐藤氏は、アートディレクター祖父江慎氏の事務所コズフィッシュの出身。2014年に自身のデザイン事務所サトウサンカイを設立し、これまでにカルチャー誌「Quick Japan」のAD、歌手の大森靖子氏による著書「超歌手」の装丁、小山健氏のマンガ「生理ちゃん」のカバーデザイン、シンガーソングライターである柴田聡子氏のCDのジャケットデザインなどを担当している。
「文藝 2019年夏季号 平成最終号」では、古谷田奈月氏、岡田利規氏、福永信氏らの作品を掲載するほか、東浩紀氏がエッセイ、三宅唱氏や斉藤壮馬氏らがコラムを寄せる。佐藤氏は誌面でも「この装幀がすごい!」というコーナーをアートディレクターの川名潤氏とともに担当。なお、株式会社河出書房新社の公式サイトなどでは表紙のGIFアニメーションを楽しめる。
株式会社河出書房新社
URL:http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html
2019/04/05
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