多彩な技法の“版画”を紹介する展覧会「版画を楽しむ 木版・銅版・リトグラフ・シルクスクリーン」

百瀬寿「Square-Four Intersecting Stripes」1975年

2019年4月9日(火)から6月23日(日)まで、資生堂アートハウスにて「版画を楽しむ 木版・銅版・リトグラフ・シルクスクリーン」が開催される。日本人に馴染みの深い“版画”にテーマを絞った展覧会。多彩な技法を駆使して表現領域を広げてきた近現代の版画に焦点を当てている。
版を利用して制作される絵画の“版画”は、同じ版を用いて複数の作品を刷れることが大きな特徴だ。木版画に代表される凸版、銅版画に代表される凹版、平板(リトグラフ)、孔版(シルクスクリーン)と大きく4つに分類される技法があり、古くから世界各地で作品が制作されてきた。
本展では、約70点の作品を一堂に展示。銅版画家として世界的に活躍した駒井哲郎(1920~1976年)や浜口陽三(1909~2000年)をはじめ、小村雪岱(1887~1940年)や髙山辰雄(1912~2007年)などの日本画家、脇田和(1908~2005年)や中川一政(1893~1991)などの洋画家、李禹煥や青木野枝などの現代美術家、デイヴィッド・ホックニーやサルバドール・ダリ(1904~1989)などの外国人作家による作品が紹介され、現代版画の芳醇な世界を楽しめる。
入場無料で、時間は10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)。月曜休館で、月曜日が祝日の場合には開館し、翌日が振替休館となる。ただし、4月29日(月・祝)から5月6日(月・休)までの連休中には休館日がなく連続開館。

小村雪岱「お傳地獄 傘」1935年頃

髙山辰雄『唐詩選』より「少年行」1968年

■期間:
2019年4月9日(火)~6月23日(日)

■開催場所:
資生堂アートハウス
静岡県掛川市下俣751-1

■問い合わせ先:
資生堂アートハウス
tel. 0537-23-6122
url. https://www.shiseidogroup.jp/art-house/
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