“群れない、慣れない、頼らない”を信条として創作を続けた堀文子氏の追悼展「旅人の記憶」

「紅梅」2016年

2019年4月10日(水)から4月22日(月)まで、京都高島屋 7Fのグランドホールにて「生誕100年 堀文子 追悼展 -旅人の記憶-」が開催される。今年2月に100歳で亡くなった女流画家の堀文子氏の創作の軌跡を辿る展覧会。“群れない、慣れない、頼らない”を信条に100年の人生を歩んだ同氏の100余点の作品が展示される。
堀氏は、野山の草木や自邸に咲く四季折々の花の姿を多く描き、“花の画家”とも呼ばれる。抽象的な表現や遊び心のあるモチーフ、さらに顕微鏡を通して見えるミクロの世界など、自然への畏敬や生命の不思議に対する感動を持ち続け、生命の根源そのものに迫るような表現を展開。独自の感性で多彩な作品を世に送り出した。
1974年から1999年までは、多摩美術大学で日本画を指導。本展では、昭和10年代の新美術人協会展や戦後の創造美術展などへの出品作をはじめ、少女時代の希少な作例や若き日の自画像から、82歳でヒマラヤ山麓にてスケッチした代表作の1つ「幻の花 ブルーポピー」、最後の作品となった「紅梅」まで紹介する。
開場時間は10:00~20:00(最終日は17:00閉場/入場は閉場30分前まで)で、当日券での入場料は一般800円/高校・大学生600円/中学生以下無料。京都会場では18:00からは半額で入場できる。5月15日(水)~5月27日(月)には、東京都中央区の日本橋高島屋S.C. 本館8Fホールにて巡回展を開催予定。
■期間:
2019年4月10日(水)~4月22日(月)

■開催場所:
京都高島屋 7F グランドホール
京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52

■問い合わせ先:
京都高島屋
tel. 075-221-8811(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/horifumiko.html
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