「Netflix」全世界の有料メンバー数、1億4800万人突破。2019年の第1四半期決算発表

netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」(独占配信中)。2019年のアカデミー賞監督賞受賞作品。写真提供:Carlos Somonte

オンラインストリーミングサービスのNetflixが、4月16日(米国時間)、2019年第1四半期(1月-3月)の決算発表をした。
190ヵ国以上で利用されている世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」。日本でも2015年にサービス開始以降、クオリティの高い多種多様な動画、革新的なサービスを打ち出し続けており、日本のクリエイターやエンタテインメント業界にも影響を与えている。

この度発表されたNetflixの2019年第1四半期決算では、全世界の有料メンバー数が1億4800万人を突破したとされる。総収益は45億ドルを超える。なお、ここで注目したいのは、最近の動画作品のさらなる充実っぷり。以下にNetflixの発表から一部を抜粋した。

・エミー賞において、昨年2018年の最多ノミネート数を獲得。今年2019年のアカデミー賞で2番目に多くのノミネート数を記録、それぞれで最多受賞。

・Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」。今年(2019年第91回)のアカデミー賞に作品賞を含む10部門にノミネートされ、監督賞、撮影賞、外国語映画賞を獲得。

・ベン・アフレック主演のNetflixオリジナル映画「トリプル・フロンティア」。配信後4週間で5,200万世帯以上が視聴。

・ケビン・コスナー、ウディ・ハレルソン出演のNetflixオリジナル映画「ザ・テキサス・レンジャーズ」 。配信後1か月で約4,000万世帯以上が視聴。

・Netflixオリジナルシリーズ「アンブレラ・アカデミー」は、配信後4週間で4,500万世帯が視聴。

・作品の結末を視聴者が選択できるNetflixのインタラクティブ・シリーズ最新作「You vs. Wild -究極のサバイバル術」。配信後28日間で約2,500万人視聴の見込み。

・「OUR PLANET 私たちの地球」は、Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズとして最も成功した作品の一つで、配信後1か月で2,500万世帯以上で視聴される見込み。

アルフォンソ・キュアロン監督による「ROMA/ローマ」は、アカデミー賞受賞のほか、映画館でも上映されており大きな話題に。「トリプル・フロンティア」「ザ・テキサス・レンジャーズ」はそれぞれハリウッドのトップスターによる味のある演技が印象的なオリジナル作品。「アンブレラ・アカデミー」はマーベルやDCではない新たなアメコミヒーローの実写映画。ケレン味とダークさのバランスが絶妙なクオリティの高い作品で、クリエイターにとっても画作りや映像表現、キャラクター設計など参考になるはず。「OUR PLANET 私たちの地球」の圧倒的な画力も必見だ。

Netflixは、日本においても「リラックマとカオルさん」「Levius -レビウス-」など注目のオリジナル作品を多数控えている。

Netflixオリジナル映画「トリプル・フロンティア」独占配信中
TRIPLE FRONTIER (2019) - pictured Ben Affleck ("Redfly") Photo Courtesy of Netflix
写真提供:Netflix
写真:Ben Affleck
© 2019 Netflix / All Rights Reserved

Netflixオリジナル映画「ザ・テキサス・レンジャーズ」独占配信中

Netflixオリジナルドキュメンタリー作品「OUR PLANET 私たちの地球」独占配信中
写真提供・著作権:Doug Anderson/Netflix/Silverback

Netflix
URL:https://www.netflix.com/jp/
発表資料URL:https://www.netflixinvestor.com/ir-overview/profile/default.aspx
https://s22.q4cdn.com/959853165/files/doc_financials/quarterly_reports/2019/q1/FINAL-Q119-Shareholder-Letter.pdf

2019/4/17
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