ドコモ、プロペラがなく超音波振動で安全に飛行する「飛行船型ドローン」を開発

「飛行船型ドローン」

株式会社NTTドコモは、ドローンを活用した新たなビジネスの創出に向けて、プロペラを使用せず、超音波振動を活用して空中を移動できる「飛行船型ドローン」を開発したと発表した。
本製品は空中を自在に飛行しながら人々の生活をサポートできるドローンとして開発されたもの。ヘリウムガスが充填された風船の浮力によって浮遊し、さらに空気ポンプとして動作可能な超音波振動モジュールによって推進力を生み出し、空中を移動する。

プロペラや羽ばたき翼がないことで、人に当たって怪我をさせることや、大事な物に衝突して破損させる危険性が大きく減少している。

風に弱いために可動はイベント会場やコンサートホールなどの屋内向けとなり、空飛ぶ広告や道案内のほか、機体に搭載されたカメラから撮影した映像と画像解析技術を組み合わせて、空中からの監視や警備ソリューションに活用することを想定している。

また、羽根のないドローン本体にプロジェクションマッピングを施し、空中に映像を表示する空間演出ソリューションの提供も検討している。
発表資料
URL:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/04/17_01.html
2019/04/19
MdN DIのトップぺージ