土門拳賞を受賞した写真集“新宿迷子”から約3年を経て梁丞佑氏の写真展「人間模様」が開催

梁丞佑 写真展「人間模様」

2019年4月27日(土)から5月12日(日)まで、タイポグラフィを中心としたグラフィックデザインの本を扱う古書店「BOOK AND SONS」にて、梁丞佑(ヤン・スンウー)氏による写真展「人間模様」が開催される。同氏は写真集「新宿迷子」で、第36回(2017年)の土門拳賞を受賞したフォトグラファー。「新宿迷子」は全てがモノクロ写真で構成されていたが、本展では約30点のカラー写真が展示される。
梁丞佑氏は1996年に来日後、日本写真芸術専門学校、東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業し、同校の芸術学研究科メディアアート専攻博士前期課程を修了した。現在はフリーランスの写真家として活動している。
「歌舞伎町の景色が好きでたまらない」と語る梁氏の写真は、偏見や差別などの“フィルター”を通さずに撮影されており、生々しくもどこか温かい人間臭さが漂う。特に今回の「人間模様」で展示される作品では、カラーでの表現となったことでニュートラルな印象が薄れ、よりリアルに街の体温や息づかいが伝わってくる。
入場無料、水曜定休で、時間は12:00~19:00。初日の17:00~19:30には、無料で誰でも参加できるオープニングパーティーが実施される。また、4月28日(日)の早朝4:30からは、テレビ朝日系列の共同制作ドキュメンタリー番組「テレメンタリー2019『平成 歌舞伎町 狂詩曲』」が放送予定。梁氏への密着取材が敢行されており、彼の人柄や思考、撮影風景はもちろん、身近なようで知らない新宿の姿を垣間見ることができる。

梁丞佑 写真展「人間模様」

■期間:
2019年4月27日(土)~5月12日(日)

■開催場所:
BOOK AND SONS 1F・2F
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番

■問い合わせ先:
BOOK AND SONS
tel. 03-6451-0845
url. https://bookandsons.com/
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