弁護士ドットコム、著作権侵害コンテンツや不正動画などの調査と削除申請ができる新サービスを開始
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営している弁護士ドットコム株式会社は、新サービス「弁護士ドットコムRights」の提供を開始することを発表した。このサービスは、Webサイトおよび動画プラットフォームにアップロードされている著作権侵害コンテンツや不正動画などを調査し、削除申請を行えるもの。著作物の不正利用方法や閲覧方法が変化する中で、本格的な対策を検討していた株式会社竹書房とのテストトライアルを経て、2019年5月から本格的にサービスの提供が開始される。
「弁護士ドットコムRights」では、アメリカのデジタルミレニアム著作権法（Digital Millennium Copyright Act）や国内法に準拠した手続きに従って、権利者が著作権を侵害しているコンテンツに関して削除申請を行える。同社が事前に顧客に指定されたルールに沿って調査ツールを用いた検索を行い、顧客はその内容を確認して削除申請または差し戻しを判断。ボタンをクリックするだけで簡単に申請が完了するツールが提供される。
権利者は煩雑な手続きを必要とせずに違法コンテンツ対策を実現でき、映像サイズを変更した動画のように、従来の仕組みでは不正動画と判断しづらかった動画コンテンツにも対応。今後は機械学習などのテクノロジーを活用することで、より大量の著作物を、より短時間で検索し、コンテンツの不正利用対策を行うことを目指している。