かつて本はこんなにも美しかった! 神秘に満ちた「世界でもっとも美しい装飾写本」発売

株式会社エムディエヌコーポレーションは、美しく、神秘に満ちた装飾写本91点をに集めたアートブック「世界でもっとも美しい装飾写本」を5月21日に発売する。B5変型判/288P/2,900円(税抜)
修道院の奥深く、神に身を捧げた修道士たちがひとつひとつの文字に神への畏敬を込めながら書き写していった美しい聖書。中世ヨーロッパの街の中で、親方と職人たちが挿絵を描き、金箔を貼り、美しい彩色を施していった装飾写本。かつて「本」とは、手間も時間もお金もかかる高級品であり、当時の優れた芸術家や職人たちが全霊を傾けてつくる「工芸品」だった。

本書は、そうした古代から中世ヨーロッパで生み出された装飾写本の数々を、美しいビジュアルで収録した古代ブックデザインの決定版である。人気の「ケルズの書」「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」はもちろん、日本ではめったに見られない海外収蔵の貴重な装飾写本を含む90点あまりを掲載。ヨーロッパ中世の装飾写本をこよなく愛する美術史家の田中久美子氏が、詳細で分かりやすく、楽しめる解説を加えている。

後半には文章の始まりの1文字を大きく美しく飾った「装飾頭文字(イニシアル)」も多数収録。美術好きや装飾写本好きの方はもちろん、デザインやイラストのアイデアを求めるクリエイターの皆様にも、見て、読んで楽しんでもらえる一冊となっている。
出版社:株式会社エムディエヌコーポレーション
価格:2,900円(税抜)
田中久美子 著
URL:https://books.mdn.co.jp/books/3219403005/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844368702/
2019/05/20
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