ソニー、フルカラーでの描画と消去を繰り返し行えるフィルムとレーザー照射技術を発表

フルカラー高解像度での描画を実現

ソニー株式会社は、フルカラーでの描画と消去が繰り返し行えるフィルムと、それを高速で実現するレーザー照射技術を新たに開発したと発表した。
同フィルムとレーザー照射技術を用いることにより、ユーザーの好みに合わせたデザインやカラーバリエーションを実現できる。繰り返し描画を行えるため、ユーザーの興味や嗜好の変化に応じて、デザインや色を後から変更することもできる。

今回開発したフィルムは、レーザー光を熱に変換する光熱変換剤と、シアン、マゼンダ、イエローの各色を有するロイコ染料、熱によってその発色状態を変化させることが可能な材料などを独自の技術で配合し、積層することで実現した。熱による発色状態の変化で描画を行うため、階調は段階的なドット表現ではなく、細やかな濃淡で表現できる。

非接触のレーザー光を用いるため、さまざまな形状に対応しており、従来の印刷技術では難しかった透明なガラスやプラスチック越しでも描画できる。
ソニー株式会社
URL:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201905/19-043/
2019/05/20
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