イラストレーター安西水丸氏の仕事から“ホリゾン”にこだわった作品を紹介する展覧会「1本の水平線」

安西水丸展「1本の水平線」

2019年6月3日(月)から8月23日(金)まで、ノエビア銀座ギャラリーにて、安西水丸氏(1942〜2014年)の作品を紹介する展覧会「1本の水平線」が開催される。同氏は、村上春樹氏などの本の表紙や挿絵、絵本、漫画、広告など多方面で活躍したイラストレーター。本展では「一直線にイラストレーターになった」という安西氏の作品世界を堪能できる。
東京生まれの安西水丸氏は、日本大学芸術学部美術学科造形コースを卒業し、電通、ニューヨークのデザインスタジオのADAC、平凡社でアートディレクターを務めた後に、フリーのイラストレーターとなった。本や雑誌の表紙、挿絵、新聞、企業広告をはじめ、膨大な数のイラストレーションを手掛け、漫画/小説/エッセイ/絵本など、イラストレーターの枠を越えて多方面でも活躍。1985年の準朝日広告賞、毎日広告賞、1987年の日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年のキネマ旬報読者賞など受賞も多い。
安西氏は、画面を横切る1本の線を「ホリゾン(水平線)」と呼んだ。「ホリゾン」を引くことで、コーヒーカップや花瓶がしっかりテーブルや出窓に置かれているイメージを出せると語っている。本展では、安西氏が手掛けたポスターや挿絵などの中から「ホリゾン」にこだわった作品を紹介。開催時間は10:00〜18:00(土日祝は17:00まで)で、無料で入場できる。
■期間:
2019年6月3日(月)~8月23日(金)

■開催場所:
ノエビア銀座ギャラリー
東京都中央区銀座7-6-15 ノエビア銀座ビル 1F

■問い合わせ先:
株式会社ノエビア
tel. 0120-401-001
url. https://gallery.noevir.jp/
MdN DIのトップぺージ